亀戸天神社
花の天神様 東宰府天満宮 亀戸天神社
1661年(寛文元年)菅原道真公の末裔である九州太宰府天満宮の神官「菅原大鳥居信祐」は、天神信仰を広めるため社殿建立の志をもち、江戸の本所亀戸村にたどり着き、元々あった天神の小祠に道真ゆかりの飛梅で彫った天神像を奉祀したのが始まりとされます。
古くは総本社ににあたります「太宰府天満宮」に対して東の宰府として「東宰府天満宮」、あるいは「亀戸宰府天満宮」「本所宰府天満宮」と称されており、1873年(明治6年)に東京府社となり亀戸神社と号し、1936年(昭和11年)に現在の亀戸天神社となった。
亀戸の天神さま
四季の移り変わりにより、若福を多彩な佇まいに写し出してくれるのは天神様。
一年を通して様々な祭事が催されますが都会の喧騒から離れたい、ふとした時間を過ごせる心の安らぎのお庭であると、 私どもは日頃から感謝の念を大切にしております。
天満大神(菅原道眞公)、天菩日命(菅原家の祖神)を奉納する亀戸天神は、一般に広く「亀戸の天神さま」「亀戸天満宮」と呼ばれ親しまれております。
菅原道真が学問と文才に富んだ人物であったことから、古くから「学問の神様」として多くの人々より信仰を集めています。
うそ替え神事 (うそかえしんじ)
平素私達が知らず知らずのうちに使う「嘘」を、天神さまの「まこと」に替えていただき、正しい幸運を招く意味から初天神の一月二十四・二十五日に、この鷽鳥を木彫りにした「鷽」を新しい「鷽」と取り替える神事が「鷽替え神事」です。
梅まつり (うめまつり)
菅原道真公は、特に梅の花を好まれ、多くの和歌を詠まれています。
そのため境内に300本を越す梅が植えられ2月下旬から紅白の花が咲き始め、春の息吹を感じます。
藤まつり (ふじまつり)
15棚100株の藤の盛りの華麗な美しさが、朱の太鼓橋と心字池の水面とのコントラストによって一段と際立ち、見事さを誇っています。期間中ライトアップされます。(日没から0時まで)
夏越祓・茅の輪くぐり
6月、12月の年2回行われる大祓い(おおはらい)。特に6月に行われる大祓いのことを『夏越祓』と呼びます。
大祓いでは茅(かや)で作られた茅の輪をくぐることで身についた罪穢れを祓う事ができると言われています。
筆塚祭 (ふでづかさい)
菅公は、書道の神様として、皆様に深く信仰されています。
筆は、古くから「文房至宝」(ぶんぼうしほう)の一つとして大切にする習わしがあり、使い古した筆を甕(かめ)に入れて、塚を建てて筆への感謝祭を行いました。
今まで使った筆、清書などをお持ちいただき祭壇にお供えし更なる書道上達と感謝をお祈りします。
古筆、清書などは、祭典終了後、筆塚の前で御焼納(おたきあげ)をいたします。
例大祭 (れいたいさい)
4年に一度の大祭には菅公の御霊(おみたま)を乗せた御鳳輦(ごほうれん)が氏子町内を巡行し、全ての町神輿が連なって宮入する連合渡御(れんごうとぎょ)で最高潮を迎えます。
(年により日にちは変わります)
献灯明(けんとうみょう)
夜の境内には、神前から分けられた1,000個以上の灯明が灯り、静寂の闇につつまれます。
灯明の灯りは、道真公をお守りしていることを表しています。
献灯された灯明が、夜の境内を浮かび上がらせます。
菊まつり(きくまつり)
菅公は、梅と共に菊の花を好まれ、数々の和歌を詠まれております。本殿の正面を取り囲むように菊を展示して菅公をお慰めすると共に参拝の方々も鑑賞できるようになっています。